長尺のポスターを作りたい…
でも「illustratorのアートボードのサイズは約6m(5779.5mm)までだし…」とお悩みの方に
アートボードサイズ以上のデータの作り方について紹介をします。
そもそも【アートボードサイズ以上】の提議って?
illustratorのアートボードのサイズは約6m(5779.5mm)までしか作れません。
いえ、正しく言えば、エラーを無視して、ラスタライズ効果が36dpiでよければアートボードサイズを5779.5mm以上で作成することはできますが、ワークフローが遅くなる場合があり、印刷にしては低解像度なため、5779.5mm以上のアートボードで作成することはおすすめしません。
そのため Illustrator(24.2バージョン以上)でしたらアートボードサイズ 2,270 x 2,270
インチ(約57m×57m)までを推奨とし、[解像度]は[高解像度(300ppi)]または[300ppi以上]の値を設定してアートボードサイズを作る事をおすすめします。
この記事でいう【アートボードサイズ以上】とは、解像度[高解像度(300ppi)]で作れる最大のアートボードサイズ[5779.5mm]を超えたサイズの事を示しています。
では、推奨の解像度[高解像度(300ppi)]で長尺ポスターを作るにはどうしたらいいか?
→結論 縦横比を合わせて縮小して作成しましょう!
という事で、作成方法をご説明いたします。
データの作り方
アートボードのサイズの設定は5779.5mm×5779.5mmまでしか設定できない…
ならば発想を転換させてみましょう。
アートボードサイズを超える印刷物を作りたいときは縮小サイズでデータを作成し、出力時に縮小した分を拡大すればいいのです。
一例:ポスター印刷ソクプリで出力可能な最大サイズ10000mm×1050mmの印刷物のデータを作りたい場合
原寸10000mm×1050mmでデータを作ると
データを10000mm×1050mmでデータを作ると、アートボードをはみ出てしまいます。
原寸を50%に縮小したサイズ5000mm×525mmでデータを作ると(原寸の2分の1)
アートボード内に収まり、作成が可能です!
原寸を10%に縮小したサイズ1000mm×105mmでデータを作ると(原寸の10分の1)
アートボード内に収まり、作成が可能です!
この通り長尺のポスターも簡単にデータ作成が可能です。
一例として50%に縮小したケースと、10%に縮小したケースでご案内いたしました!
上記の通りお客様にて縮小サイズでデータを作成していただきましたら、そちらをもとに当店が出力時に縮小した分を拡大することになります!
印刷の依頼方法
あとは1000cmを注文の上、データ入稿時に希望サイズの10000mm×1050mmを仕上がりサイズの[その他・オリジナルサイズ]の項目に記載するだけでOK!
当店にて希望サイズに拡大してお仕上げいたします。
今回は最終的に10000mm×1050mmにしたいので、[長さ1000cm]をカートに入れて頂きます。
入稿時に仕上がりサイズを指定してください。こちらの指定がないと、意図しないサイズに仕上がる場合があります。
拡大することがご不安な方へ
でも拡大すると解像度が心配…
原寸大(ここでは10m)を前提に作ったデータなら大丈夫です。
しかし表現したい物によって適切なデータの形式は異なります。
こちらもご参考ください↓
ベクターデータとビットマップデータについて
写真などの画像を埋め込む場合は適切な解像度になるように注意!
一例として、等倍で150dpiが必要なデータを50%で作る場合、300dpiにしておきましょう。
印刷物で最適な解像度については下記ページ内で紹介しています。
是非とも参考にしてくださいね↓
印刷物に最適な解像度について当店の看板ポスターを張替えて実証してみました!!
当店は1050mm×10Mまでの長尺サイズも1枚物として出力可能です。
※用紙によっては最大幅が900mmのものもございますので商品ページをご確認ください。
通常よりも長い変形サイズのポスターが作成出来なくて困った経験がある方!
そんな時は長尺印刷も可能なソクプリに是非ともお任せください!
ご注文をお待ちしております♪